「王様の仕立て屋」という漫画が最終回だった。
「だった」という表現にしていたのは、単行本を買ってたけど、今日まで読んでなかったからですね。忙しいのだからしょうがない。
この漫画は乱暴に言うと、「スーツ・紳士服版の美味しんぼ」みたいな内容ですね。
揉め事や問題を仕立服で解決するという・・。
「スーツ」という、すぐにネタ切れになりそうな内容で20年以上漫画を続けられたのは、スーツ以外にも作者の古典や文学のウンチクネタがあったりしたからでしょうかね。後半はキャラを増やして話を稼ぎがちになっていて、100巻以降のこち亀のような感じはありましたが。
キャラが増えるのはしょうがないのですが、それなりにストーリーや背景があったハズの主要キャラの最後くらいは簡単で良いから紹介して欲しかったところですね・・。この辺りが不完全燃焼だったので、しばらく最終回だと気づきませんでしたよ・・。特に初期からいたイタリアの人達どうなったのよと。最終回の第4部が日本を舞台にしていたこともあり、主要キャラの顛末の回収が全く無いのはなぁ・・。
まー、第3部あたりからの作画や構成に適当感がでてきており、第4部にいたっては「大丈夫か?」と思うくらいの低クオリティでしたからね・・。(初期の頃を読み直すと、特にそう思う。)
ここらで潮時だとは思いますよ。
ピスチュンさんが今まで読み続けていただけあって、オススメの漫画ではあります。
第1部を読んでおけば、スーツのウンチクの基礎は学べますよ。