殺戮にいたる病

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久し振りに本を読む。

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我孫子武丸の「殺戮にいたる病」ですね。
もちろん、ピスチュンさんは「かまいたちの夜」から入ったニワカでございます。

バブルの頃に作られた話なので、携帯電話が無かったりタクシーが捕まらない云々だったり。
「宮崎勤」の事件があった頃なのか、やたらとその話が出てきたりしていますね。

話は完全に叙述トリックに全振りしているような内容ですね。「弥勒の掌」と同じような感じですわ。
あとは「頭オカシイじゃねーの?」と思うような屍姦描写が印象的でしたわ。

それより、殺人鬼の遺族の今後を考えると、ちょっと悲しくなりました。
全くそういう話じゃないんですけどね。ちょうど「宮崎勤」の事件と被らせているところもあるんですが、あの事件もその後の遺族のことを考えると、ちょっとね。