「バンビーノ」という漫画をご存知だろうか。
ビッグコミックスピリッツで連載しており、ドラマ化までされた人気漫画でして、「料理漫画」でありながら味や料理についてよりも「レストランの従業員」に重点を置いた漫画です。

大雑把にあらすじをいうと、調子こいた学生バイト気分だった主人公が、修行先の店でうまく仕事ができなかったり、やりたい仕事とは別の仕事を割り当てられたりしながらも、何とか成長していくという内容です。

今でもそうですが、ピスチュン含めて社会人の若者なら同じような経験があると思うんですよね。一部ご都合主義ですが、結構共感できるような内容であり、ドラマ化されるのも納得・・だったんですが。

最近、第2部として新店舗による新展開となっていることを今更知り、最新刊まで読んでみたんですが・・。何すか？これ？と。

・ニューヨークでマフィア相手に料理勝負
・水滴で重要人物死亡
・伝説のサービスマンを探すのに約1巻分使用
・トマトの病気で全世界がトマト不足に
・リニューアルのために従業員の給与半分

特に従業員の給与半分がヒドイわ・・。第1部で「店の損失分は労働基準法で賃金から補填できない」みたいな事を言っていたキャラでさえ黙認してたからな・・。同じキャラじゃねーだろ・・。

ほかにも主人公の敵として出てくるヤツが胸糞悪い上に、殺人未遂＆腎摘出させるくらいの障害事件を起こしているのに、何もお咎め無し。挙句の果てに、逆ギレして店を辞めたりとか・・。あれだけ読者を胸糞悪くしておいて、スッキリ感が一切無し。「ボンヤリした漫画たい・・」というのがピスチュンさんの感想です。たぶん、担当編集者が変わってゴミ化したんだろうね。1部の前半はオススメです。