ヴォルフスムント

久しぶりに一気読みしてしまったので。「狼の口 ヴォルフスムント」という漫画です。

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圧政に苦しんでいる人々が一斉に反乱を起こそうとするも、情報や物資のありかを伝達するためには、「狼の口」と呼ばれる関所を通る必要がある。この関所のお代官様と、関所破りの人達との知恵比べといった話でしょうか。

中世ヨーロッパですので、拷問などの残虐シーンもありますが、絵柄がシャープなので「ベルセルク」ほどグロ描写ではないです。
最初のころは1話完結で進みますので、サクサク読めますね。それでいて、物語の性質上、犠牲者がボロボロでます。
「お、コイツが主人公だな」→「あれ?」
「あ、コイツが主人公か・・」→「あれ?」
「ん?コイツ中心の漫画なのか?」→「あれ?」
といった感じで進んでいます。まぁ、群衆の反乱なんで、英雄といってもこんなものなのかもしれませんが。

最初から読んでいくと、6巻あたりの「あのシーン」とかが非常に印象に残りますね。
それゆえに、7巻以降の蛇足感はハンパじゃないですが・・。
まだ連載中で、8巻で終わりにならないと、ダラダラ漫画に変貌しそうですが、ピスチュンおすすめの漫画です。